シリコンバレー流ビジネスプランコンテストGTE

将来の夢を考えるとワクワクしたり、不安になったり。でも夢を夢で終わらせないぞ!という努力する高校生を応援するブログです。高校生の英語でビジネスプラン作成サマーキャンププログラム。最終日は英語でプレゼン発表。シリコンバレーのプロ外国人講師が密着指導!

カテゴリ: GTE2016第1日授業①イノベーションチャレンジ

<前半の続きです・・・>

遠藤先生:

おそらく米国では、大学生活はまったくちがって…あなたの名前はなんて読むのかな?

Shae:
Shae(シェイ)です。

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遠藤先生:
米国の大学はいつ始まるの?

Shae:
8月からです。

遠藤先生:
そうだね、8月から。日本では4月に前期が始まって、また10月にも後期が始まります。学期が2つあります。

日本では4年制大学や2年制もありますが、理論や原則を学びます。


そしてもし皆さんが勉強と研究に興味があれば、大学院に進むことができます。修士課程と博士課程。皆さんは合計8年、いや、9年学ぶことができます。その後、博士過程になリマス。私も博士の試験を受けて博士の学位を取りました。


さて大学では…、皆さんは大学で何を学びますか? 高校ではおそらく皆さんは数学、物理学、化学、生物学を学んでいると思います。
では大学では?もっと内容が深まり、有機化学、数学、生物学、物理学などをより深く学ぶことになります。何かさまざまなことを作ったり、見つけたりします。皆さんは自分が興味あることを選択することができます。

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それから、もし皆さんが理工系大学に進学するとしたら、実験をしなければならないし、レポートを書かないといけません。レポートを書けなければ学位が得られない。皆さんは好奇心と責任感を持たないといけないんですよ。


最後に、もし皆さんが科学技術を学んだら、4年間の後で、研究室に入ることを選べます。研究室では、実験助手も含めてたくさんの教授がいます。そこでは皆さんは研究や開発に参加することができます。研究と開発はちがいます。研究は、新しい知識を創造すること。一方で開発は、新しい知識を具現化すること、実現すること。大きなちがいがあります。


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もし皆さんが研究室に入ったと仮定して考えますが、それにはまず、研究トピックについて理解し、興味を持つことから始まります。

でもそれだけでは十分じゃないんですよ。

ぜひ皆さんの将来を想像してください。

10年後、20年後、皆さんは社長になりたいですか?

研究者になりたいですか?

教授になりたいですか?


想像してください。


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もし皆さんが技術者になりたくないのなら、それも構いません。


しかしもし皆さんが理工系学部に進みたいならば、ぜひこのお話も聞いて欲しいですね。


この写真は韓国で、ある種の国際学会で提示されたものです。

もし皆さんが研究室に入ったら、国際学会に参加するでしょう。

国際学会では英語で話さないといけません。英語だけです。



もし皆さんが研究の経験を得たいなら、将来学術論文を寄稿することができます。
論文の中で、皆さんの名前が歴史に残ります。
でもそれももちろん英語で書かなければなりません。

英語はとても重要です。



色々お話しましたが、大学生活は高校生活も楽しいですが、もっと世界が広がって面白いです。
私はそう思っています。

私は皆さんもし理工系学部に進むのなら、私から皆さんへアドバイスをします。

皆さんの将来を恐れないでください。

皆さんは主体的に動く人になります。

何度も失敗するでしょうが恐れないでください。

あきらめないで。それから最後、何にでもチャレンジしてください。

これが皆さんの将来と大学生活への私からのアドバイスです。




実は私の研究トピックをお話ししたいのですが、終わりの時間になりました。
もしこの研究トピックに興味があれば、ディナーの際に声をかけてください。

これで私の話は終わります(拍手)。


________

遠藤先生、ありがとうございました。大学に通ったことのある社会人であれば、大学のシステムを良く理解していますが、高校生は受験対象としては大学のことを知っていますが、詳しく大学生活まで知らなかった人も多かったので、大変良い機会になったという感想を生徒たちからありました。
アメリカの大学、ヨーロッパ、アジアなどなど国によっては違ったシステムや大学の習慣があるのでひとえに同じようには話しできませんが、英語で研究発表を行うことは万国共通なので、研究するにしても、ビジネスをするにしても英語から避けては通れず、今回のジャストン先生とのコミュニケーションから英語の必然性も学び取っていただけると、この講義は有意義なものになったと主催者側も思います。



書き手:能登
 

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<夕食前にもう一つのセッションが始まりました>
今回遠藤先生に講義をしていただく背景として。
工学部に進学する場合、一体日本の工学部と海外の工学部は何が違うか、また研究を始めるってどうやって?リサーチって何?そういう初歩的なところから先生の取り組む企業についてお話しいただきました。

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遠藤先生:
大阪府立大学の遠藤達郎と申します。これから日本の大学の制度について話します。
実際大学の制度はまったく異なっていて、日本、米国、他の外国ではちがいます。

皆さんは大学に進まれると思いますが、大学の制度は、しばしば見えにくい
ところもあります。

まずは私の経歴をお話しします。私のバックグラウンドは電気工学です。
今までJAIST(北陸先端技術大学院大学)から研究資金を得て研究をしてきました。
その後、東京工業大学でナノテクノロジーの開発をしていました。バイオセンサーと言います。
バイオセンサーはご存知ですか?

生徒たち:
・・・・。

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遠藤先生:
知らないかな?
ではバイオセンサーというものは、ナノテクノロジーを使って病気を診断するための人体用のセンサーです。

それから大阪府立大学に研究の拠点を移しました。(センサーを生徒に見せながら・・・)
今はこのセンサーの開発に挑戦しています。見えますか?フィルムではないですよ。

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実はこれが、このポリマーで作られたナノ構造です。
ぜひ触ってみて。このフィルムを使って、私はこれで世界を変えたいと思っています。


ナノ構造はポリマーフィルムに似ています。それが特定の色に見える理由です。
これを使うことで、がんや感染症などの病気を診断することができます。
pH試験紙のように。


皆さんはスマートフォンを持っていますね。スマートフォンにはカメラがありますが、そのカメラはこのフィルムを使っています。写真をとって、ソフトウェアを使うことで、ソフトウェアを開発すれば、フィルムの色の変化を識別することで病気を診断することができます。
この説明で分かりましたか?初めて聞く言葉が多いかもしれませんね。


遠藤先生:
今皆さんは高校生です。学校でたくさんクラスがありますよね。
でも皆さんがもし大学に入ると、高校と大学との大きなギャップに遭遇します。
大きなギャップです。

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遠藤先生:
例えばどうやって学ぶのか?高校の時のようにホームルームがあって先生が教えにきてくれる?
いいえ違いますね。研究は先生と一緒にするの?どうやって研究するのか?

高校では先生が皆さんに質問して、皆さんが答えて、学んでいます。しかし大学では皆さん自身で問題を見つけて答える必要があります。問題を検証しないといけないのです。それが研究をする場所、大学です。

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遠藤先生:
最も大きなギャップは学校生活です。高校では授業科目が決められています。
皆さんは毎日、数学、化学、物理などを習います。たくさんの授業科目があります。しかし大学では皆さんが授業科目を決めることができます。


大学は高校よりも大変自由で、その分、皆さん自身の責任が求められます。自由と責任です。
もし皆さんが授業科目に有機化学や生物学に興味を持てば、大学でそれをより深く学ぶことができます。もし、興味の無い授業科目があれば、その授業科目を受けないこともできます。
個人の自由です。


高校ではクラスと同級生はほとんど同じですが、大学ではさまざまな授業科目でたくさんの友達を見つけることができます。同じ年の人とは限りません。色々な人がいます。


授業時間の長さも変わります。高校の授業時間は45分ですが、大学では90分です。その授業科目に興味の無い大学生は、日本の場合は、なんとほとんど居眠りしていますね。

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スケジュールについても高校と大学は大いに違います。高校のスケジュールは統一されていますが、大学は柔軟です。皆さんは授業科目を選択することができます。


どうやって学ぶか?大きなちがいがあります。高校では、先生が原則を教えて皆さんは記憶しますが、大学では、原則や理論をぜひ研究して、考えていきます。これはまったくちがうと思いませんか?


教科書についても高校と大学は大いに違います。高校の先生は教科書に基づいて授業しますが、大学では教科書はありません。先生というのは教授もいれば准教授もいれば、講師、外部講師もいて、その人たちが推薦する書籍などが教科書になる場合もあります。

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教授はホワイトボードを使って原則と理論を教えます。皆さんは原則を学び、応用を考えなければなりません。自ら進んで学びを追求する場所が大学です。工学部など研究していくことが基本にある学部は、より自ら進んで学び、知る必要があります。


ぜひ将来は研究することにぜひ挑戦してください。記憶する勉強じゃなくて、考えて、研究して、自分の考え方で学んでください。


おそらく米国では、大学生活はまったくちがいますよね。

<話は明日に続く・・・>

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<書き手:能登>
遠藤先生と、この講義について色々と事前に打ち合わせさせていただいた際に、最近の研究を始める大学生についてお話しさせていただきました。研究の始め方、リサーチの仕方から、仮説のたて方、論文の書き方から先生は手取り足取り指導されるようで、研究の道を歩むまでにしばらくの時間がかかるようです。高校生の時に工学部で一体どんな学びがあるか、知ってその大学に進学するか、ただ受験したのが工学部だったか、では学び方が違ってきますね。さてGTE2016のみんなはどんな進路が待っているでしょう。大変良い学びがありましたね。お疲れ様でした!

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ジャストン先生:
OK! 全員作業を止めて!これから何をやるか説明するよ。まずは1つ目のチームに発表してもらう。上手く発表できたら10ドルのボーナスをあげるよ。もしくは… 千円札がいい!?(会場笑い)

どのチームが発表する?女の子たち遠慮しないで!いいアイデアを持っているんだから。 


Chihiro:
OK.

ジャストン先生:
発表してくれる?発表時間は2分間。他のチームは静かにして聞くんだよ!

Chihiro達は自分たちのアイデアと、その強みと弱みを発表して。 


Chihiro:
私たちが考えたのは、ええと…

Rei:
制御用のアプリケーションで、ええと…

Chihiro:
ええと、例えば、エアコン、窓、シャッター、それから… ガスのような、ええと…

ジャストン先生:
君たちのアイデアを別の理解で言うと… エアコン?

Chihiro:
いいえ。 ちがいます。

ジャストン先生:
ではなにかな?

Rei:
私たちのアイデアは、エアコンやテレビなどを制御するアプリケーションで、ええと…

ジャストン先生:
家の中の電化製品を動かす、ロボット?

Chihiro:
はい。

ジャストン先生:
OK. そのロボットのアイデアの強みは?

Chihiro:
できることは、アプリケーションの制御。

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ジャストン先生:
それは強みじゃない。それはロボットがすること。そのロボットの強みは?

Rei:
家事をするのに便利。

ジャストン先生:
家事をするのに便利か、いいね。それは強みだ。

Rei:
それはアプリケーションで… ええと、ポータブル機能がある。どうしてかというと…

ジャストン先生:
ポータブル、いいね。それで?

Rei:
学習することができます。

ジャストン先生:
OK!いいね。

ジャストン先生:
アメリカの会社の「Nest」に似ているね (※参考URL https://nest.com/app/)。リモートでエアコンを操作することができる。Nestは日本にもあるかな?

ジャストン先生:
君たちのアイデアだけど、スマートホーム、スマートハウスだね。OK. いいアイデアだから考え続けてみて。そのアプリケーションの弱みは?

Rei:
たぶん高価で気楽に買いにくいです。それと、もしスマートフォンを落としたら、誰かに乗っ取られてしまう、たぶん…

ジャストン先生:
分かった、セキュリティの問題だね。
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Rei:
はい。

ジャストン先生:
OK. いいね。そのアイデアの機会は?

Rei:
ええと、何というか…(沈黙) ええと、弱みは…(沈黙) ええと…

Chihiro:
乗っ取られる?

Rei:
それを…  

ジャストン先生:
それは弱み。今は機会について話しているんだけど。

Rei:
セキュリティーの対策として指紋が必要。

ジャストン先生:
ああ、指紋ね。それは機会というより、どちらかというと弱みへの解決策だよね。機会はというと…例えばアプリケーションでロボットが自宅をより安全にしてくれるとか、もし窓が閉まっていなかったりドアが開いていたりすると警告してくれるとか、そうだよね? このアイデアの機会は、自宅をより安全にしてくれること。  

ジャストン先生:
そのアイデアの機会とは、私の考えだと、自宅をより安全にしてくれることだと思う。家事を助けてくれてら自宅を整理してくれるんだよね?他には?ええと、機会は終わって脅威について話そう。

Rei:
乗っ取られる… ええと、子どもがアプリケーションを使って、ええと…

ジャストン先生:
子どもがそのアプリケーションを使うことができる。それは弱みで脅威じゃない。

Rei:
誰かがコンピュータを操作して、自宅に進入できてしまう…

ジャストン先生:
ウイルス?OK. いいね。脅威は、誰かが自宅を乗っ取るかもしれないってことかな?OK. 他の競合他社が現れるっていうのもいいね。OK. Good job! いいスタートだ。いいんじゃないかな。OK! みんな拍手を!(拍手)

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今から君たちの間を周って、もし、もしまだアイデアが出てきてならいないならみるよ。

とてもよくできたね。5チームのうち3チームのアイデアについては… 君たちのチームは? まだ? 君たちのチームは? まだない?

OK. ならZohairのチームとRyutaroのチーム以外は終わったね。Good job!

ジャストン先生: 

発表して欲しいのは… Zohairのチーム。誰か君たちの会社を説明して?Zohairの会社の強みは何?


Zohair: 
強みは…

ジャストン先生: 
何が君たちの強み?一緒に考えよう。会社が持つ何らかの強みとは、誰か他の人たちより良いポジションにしてくれるもののこと。会社にとって何か良いこと。分かった?ほとんどの質問はとてもシンプルだから、シンプルに答えて。弱みは何? 

Zohair: 
う~ん… 私たちの会社は… う~… 

ジャストン先生: 
他の会社は持っていないことだね、とてもいいね。機会は何?Riku? 

Riku: 
私の会社? 

ジャストン先生: 
そう。君たちの会社の機会は何? 

Riku: 
う~ん… (沈黙) 

ジャストン先生: 
機会はなんだろう? 

Riku: 
(沈黙) 

ジャストン先生: 
機会は、何か会社ができることだよね? もし顧客が本当にホットドッグが欲しくて、私は和歌山にホットドッグがあるか知らないけど、もしそうなら君たちはホットドッグを売ればいい!これが機会だよね。 

機会についてはポジティブに考えて欲しい。機会は何か会社が顧客の欲しいことをできること。 

脅威とは何か? 脅威は何か会社が心配すべきこと。脅威は競合であったり、政府であったりする。これが脅威。分かった? 

何人かはSWOT分析に悪戦苦闘していたね。異なるものの理解に苦しんでいた。弱みと機会について考えてみよう。弱みは何か会社が持っていないこと。会社にとって良くないこと。そして機会は何か会社ができること。会社は機会を生み出すために弱みを生かすことができる。しかしこの2つは別物だ。弱みは良くないこと。機会は良いこと。会社ができること。  

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OK. 和歌山にはピザレストランはある? みんなピザレストランを知ってる? 和歌山の人たちはピザが欲しいとすると、これは機会だ!みんなにはピザレストランを開くという機会がある!(会場笑い)

和歌山の人たちはピザを外で食べたい、ピザが食べたい。これが機会。弱みは、みんながやった和歌山のSWOT分析では、弱みは和歌山にはピザレストランが無いということ。機会はピザレストランを開くこと。そうだよね? 

みんなは自分たちのアイデアについて、何が強み、弱み、機会、脅威なのか考えないといけない。これらは全部異なったものだけど、SWOTは関連性がある。 

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よくがんばった。それでみんなに話して欲しいのは… 君たちは今、君たち自身のアイデアを持っている。君たちのアイデアをどうするかを考え続けて。

でも、もうすぐ夕食だね、みんなチームで取り組んで、チームで夕食を摂って。君たち自身のビジネスについて話して、ちがうアイデアを考え出して。 

食事中にこう考えるかもね。「このお箸はもっと良くなる!(会場笑い)

このお箸を電気チョップスティックにするためには何をすればいいんだろう?」 このお箸は食べ物を口に入れるときに測定を行い、栄養に関するフィードバックを与えてくれる。スマートチョップスティック! 

アイデアはみんなの周りのどこにでもある。どうしてかというと、アイデアは問題のためにあるから?アイデアは実際的なもの。みんなは解決策を起点にする起業家だ。私はみんなにチャレンジを与えるかもしれない。夕食の場所に行く際に、みんなはどんな問題を見るかな? もしかすると車が衝突しているかもしれないけど、それは誰も分からない。これは問題で、質問は、問題を解決できるか? ということ。 

みんなが見るものすべてでSWOT分析をやってみて。あのビルの強みは何だろう? ああ、高いことだ。あのビルの構造を見たところ弱みは窓が無いことだ(会場笑い)。

ああ、機会はより多くの窓を付けられるところだ。ええと… 他のビルに比べて。ああ、バーチャルウィンドウが設置できるかもしれない。これは機会だよね? 君たちの生活の中でSWOT分析を続けてみて。 

みんなの強みは何?みんなの弱みは何? 何が機会になる?GTEが今の1つの機会だね。脅威は自身の無さだ。 

脅威はみんなの心の中にある。みんなはできるということは分かっている。みんなは良いアイデアを考え出すことができる。ジャストン先生はみんなに意地悪をするかもね。みんなの頭の中には脅威がある。それを放り出して。脅威に身を任せるのはダメだ。今日は… 明日も、機会が勝つようにして。分かった?本当にみんなよくがんばったね。 

__________________
本当に生徒の皆さんお疲れ様でした。よく頑張った!とジャストン先生もいつもおっしゃていますが、かなりしんどい授業だと思います。会話の中で「ええと」「(沈黙)」なんてことが続きますが、これは英語が話せないという問題以上に、考えが頭の中でまとまっていない問題が大きな部分をしめています。考えがまとまらない問題も、元を正せば日本語で学んだことのないものばかり。きっとビジネススクールへ進学すれば学ぶことばかりでしょう。これを高校生の時点で体感して学び、大学生の時に実行する。だからアメリカの大学生が起業できる、なんて流れも現実のものになるんでしょうね。

<書き手:能登> 


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ジャストン先生:

ちょっとこれまでの授業とは別の話をするよ。
みんなはこれからSWOT分析を行う。誰かSWOT分析が何か聞いたことある人は?
(挙手なし)OK. SWOTは、強み、弱み、機会、脅威のこと。英語の頭文字をとって
SWOT分析っていうんだ。

強みと機会はポジティブなこと。みんなの会社にとって良いことだよね。

弱みと脅威はネガティブなこと。こんな言葉は好きじゃないな。

みんなの会社は弱みを持っているし、誰かの脅威もある。
脅威は政府、規制、競合、法的な問題、環境の問題などがあるかもしれない。

また、概して、みんなの会社が持っている強みと弱みは常にひっくり返ることがある。

機会と脅威はコントロールできない。対応できるだけでコントロールはできない。
みんなにできるのは…ベストを尽くすだけ。OK?

SWOT分析についての古典的な例がある。
BlockBusterとNetflix (スライド16) の事例だけど、誰かBlockBusterを知っている人は?
みんなに説明できるかな? Olivia, BlockBusterって?

Olivia:
映画を借りられるところです。レンタルショップです。

ジャストン先生:

そうだね。BlockBusterに行くと映画が見られる、DVDで。映画を手に取って、レジに行って、お金を払って、期限までに返す。もし長く借りすぎたら追加の延滞料金を払わないといけない。

次に、もう一方のNetflix. 誰かNetflixを聞いたことある? 日本では知られてる? Netflixとは何? Ayano, Netflixが何か説明できる?

Ayano:
えーっと、映画を見ることができることでしょうか。

ジャストン先生:
映画を見る? そうだね。ストリーミングで映画を見られるよね? オンラインで? だからお店に行かなくていい。Netflixを見るにはお店に行かないといけない? そんなことはないよね。みんなの家ではNetflixは見られる?このビルの中では?飛行機の中では?

(Someone):
う~ん・・・

ジャストン先生:
ほらここ… Wi-Fiがある(会場笑い)。みんなの友達の家でNetflixを見ることはできる?

(Someone):
はい。

ジャストン先生:
そう。映画を見るためにお店に行く必要はない。いいことだね。映画を見にどこかに行かなくていい。NetflixがDVDを自前で持つ前、彼らは「お店に行く必要はありませんよ」と言っていた。NetflixからDVDが家に郵送されて、それを返す。家から一歩も出なくていい。

「DVDが欲しい」と言えば、NetflixからDVDが郵送されて、それを返す、また別の映画を送ってもらう。これがNetflixがやっていたこと。

彼らは「Blockbusterキラー」と呼んでいたんだ。皆、「ワオ、お店まで運転する無駄な時間は嫌だったんだ。これは家でできる!」と気づいた。

NetflixのSWOT分析をするとして、何がNetflixの強み、弱み、機会、脅威なのかを考えてみよう。次に何をやるかというと、アイデアを出してほしい。さあ、アイデアを出そう。OK? 今現在のNetflixの強みは何?

Chihiro:
いつでもどこでも見ることができる。

ジャストン先生:
OK. チョコレートをあげるよ!(会場笑い)

Chihiro:
わぁ~!

ジャストン先生:
OK! すごくいいね。いいアイデアだ。SWOT分析をするとき、Netflixの強みは… Chihiro, 何て言ったっけ?

Chihiro:
いつでもどこでも見ることができる。

ジャストン先生:
いつでも、どこでも! 見ることができる。ありがとうChihiro. いいね。他にNetflixの強みは?

Rui:
店舗を持っていない。

ジャストン先生:
店舗を持っていない?すべてオンライン。分かった、ありがとう。他には?

Rei:
BlockBusterとちがってドラマや映画を見る期限が無い。

ジャストン先生:
OK. ごめん、もう一度?

Rei:
返却期限がない。

ジャストン先生:
とてもいいね! 期限が無い、そうだよね? インターネット上で映画をキープしておくことができる。それと登録料として毎月支払いをしないといけない。だからあらかじめ登録料を払って映画をキープして、追加の延滞料金は無い。いいね。Netflixは「延滞料金無料」と言っているね。

ジャストン先生:
Netflixで制限なしで映画を見られるから安くなるね。映画を返して、返して、返して… 10ドルで月に15本の映画を見ることができる。お金を払えばどんな映画でも借りることができるから、とても安くなる。他にアイデアは? Netflixの強みは何? Netflixの良いところは?

Kahn:
パソコンだけでなくスマートフォンでも見られる。

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ジャストン先生:
スマートフォン?そうだね。いつでもどこでも見られる。良いところの1つがスマートフォンで見られるところ。OK. 今まで出てきたアイデアがNetflixの強みだと思う。
じゃあ次に弱みについて話をしよう。Netflixの弱みは何?

Chihiro:
タダじゃない。

ジャストン先生:
タダじゃない。OK. 他には?
インターネットに接続しないといけない。確かにその通り。DVD登録をしない限りインターネットだけだよね。Netflixはもうそれをしないと思うけど。私も使っていないし。

Ryutaro:
何もコミュニケーションが無い。

ジャストン先生:
誰ともコミュニケーションしないということ?

Ryutaro:
はい。

ジャストン先生:
その通り。BlockBusterを使いたいなと思えば、「やあ、今日のおすすめは何?」と言えば、「そうですね、これが良いですよ」と店員さんが答えてくれる。しかしNetflixでは会話が無い。相互のやりとりが無い。とてもいいアイデアだね。

Rui:
登録料がなくなる。

ジャストン先生:
登録に余分な支払いがいるということ? そうだね、その通り。他には? もう1つ弱みを教えて?(挙手なし)

Netflixの弱みは何か?たぶん1つはブランディング。日本でNetflixを知っている人はどこにいるんだろう? みんなの中でNetflixを家で見ている人は何人いる? Netflixに登録料を払って?(Shaeだけが挙手)ShaeはNetflixを見ているの?

Shae:
はい。

ジャストン先生:
ありがとう、Shae. Oliviaは? Netflix見てない? 10ドル払ってる? ならこの部屋全体でたった2人だけだ!(会場笑い)彼女たちはNetflixを見ているね。

Netflixはオンラインムービーでトップの配信会社だけど、この部屋ではたったの2人だけ! これは弱みだよね?(会場笑い)これは国際的なブランディングの問題だよね。というのは、言えるのは… もしここにアメリカ人がいたら、3人に2人はNetflixを家で見ているということ。でもここでは22人いてたった2人。

さて次に行こう。Netflixが今持っている機会は何か? Netflixは何ができるか? 今ここで話しておきたい。弱みとは?常に、強みの基礎かもしれない。

ジャストン先生:
だけど弱みは悪いことじゃない。機会(チャンス)でもあるんだ。

ジャストン先生:
みんなのビジネスの機会を一生懸命考えるなら、Netflixを考えてみて。みんな、Netflixの弱みを見つける必要がある、とてもポジティブに。

Kensei:
独占的。YouTubeみたいにコメントができない。

ジャストン先生:
え?独占的なNetflix. ?それもうちょっと説明して?

Kensei:
ええと… ニコニコ動画は知ってる?(会場笑い) いや、いやいや! 動画にコメントできるものなんですが。

ジャストン先生:
それgはいつでもコメントできる。だけど(Netflixは)コメントできない。映画を見るだけということ?

Kensei:
はい。

ジャストン先生:
OK. 独占的にするのが機会だと、OK. 他には?

ジャストン先生:
OK. 弱みを機会にひっくり返してみよう。おそらくNetflixは、うーん、登録をしてもらうためにお客様感謝日を設けることができる。その顧客たちはNetflixのところに行って食事をしたり、パーティに参加したり、何かいい気分になれることができるよね?

Netflixは感謝日にみんなに良い気持ちになってもらい、まるで貸しを作ったような感覚にする。Netflixは毎月パーティを開いて歓迎してサービスの内容を話しする。

でも誰がタダで人を歓迎するんだろう?でもNetflixは無料のパーティーを開いて彼らのフィードバックを得るにはいいアイデアだ。顧客との交流はいい機会だ。顧客との交流(ホワイトボードに板書)。Netflixのその他の機会は?みんなさっきそのことを話していたよね。Netflixは日本にない。ではNetflixの機会とは?

ジャストン先生:
ええと、同じことだけどそれは何らかNetflixが行動できること。機会は何?他の国に支社を出す。Netflixは何をする?広告だよね。だからNetflixの機会は、国際的なブランディング。私が何をしたかというと、弱みを機会に換えた。他に、弱みを機会に換えられることは?

Shae:
私たちがすることは、登録費の…ええと、広告から収入を得る。

ジャストン先生:
OK. Hulu(Netflexに似たネットで映画配信会社)のように?

Shae:
はい。

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ジャストン先生:
広告はいい機会だね、Shae! ええと… プラットフォーム上での広告。みんなを助ける意見を出すとお菓子をあげるって知ってるよね?(Justonが放り投げたお菓子をShaeがキャッチできず、会場笑い)Zohairが言っていたけど、みんなSpotify (※参考URL https://www.spotify.com/) を知っている?(挙手なし)

OK. Spotifyを使えば音楽を再生することができる。オフラインで再生することもできる。音楽をダウンロードして、でもそれはその人の物にはならないけど、音楽はアプリに入るんだけど、インターネットに接続しなくても再生することができる。すごくクールな機能だと思わない?

たぶんNetflixはそれができる。みんなはインターネットだけという点が弱みだと言ったよね。インターネットに接続する必要があると。もしインターネットにつなげなかったら? すぐに止める? たぶんだけどNetflixは映画のダウンロードを許可してくれるんじゃないかな。Spotifyのようにアプリケーションだけでしか再生できないことが重要だと思う。だから何が言えるかというと… オフライン再生(ホワイトボードに板書)。もしNetflixのCEOに会えて、こうしたアイデアを自由に聞いてくれたら、彼は私を雇うだろうね。Netflixをもっと良くしてくれそうだな、と。これが機会。他には?(挙手なし)

みんなが認識している次の機会は、みんなが次のレベルに昇進するだろうことは、Googleがやっているけど… もうしないだろうけど「80-20」をすることだ。「80-20」とは、従業員が週の80%は仕事に充てて、週の20%はアイデアを出すことだけに充てるということ。アイデアを出すために働く、週に1日は。どうしてかというと、みんなイノベーションが必要だから。「社内起業家精神」と呼んでいるけど。

起業家精神はみんなの会社を成長させるためのアイデアを出すこと。大企業の中の「社内起業家精神」は、成長を続けるためのいいアイデアだ。「社内起業家精神」は、まさに起業家精神を会社の中に持ち込むこと。

強み、弱み、機会… あとは脅威だ。うん、Netflixの脅威は何? Netflixは日本で成長できていない。みんな知っているように日本だけの事業展開をしている会社があるよね? ツタヤ?

(生徒全員):
ツタヤです!

ジャストン先生:
ツタヤ、ニコニコ動画、これ面白い? みんな使ってる? ツタヤに登録している人は何人いる?

Takano:
会員証持ってる人?
(ほとんどの生徒が挙手)

ジャストン先生:
ワオ! ニコニコ動画に登録している人は何人いる?

(ほとんどの生徒が挙手)

ジャストン先生:
ワオ! アメリカだったら、教室の半分はこうしたサービスに登録しているよ… アメリカ人の半分はNetflixに登録している。ツタヤやニコニコ動画は日本における脅威だね。ニコニコ動画は好き? 面白い? ツタヤは好き?

Chihiro:
はい。

ジャストン先生:
ツタヤはいい会社?OK. ならこういった会社はNetflixの脅威だよね。みんなツタヤやニコニコ動画が好きだから。Netflixはニコニコ動画よりも良くなりたい、ツタヤよりもより良く、より革新的で、より便利になりたい。次に向かうことだけが良い結果になる。だから脅威には価値がある。すでに確立された会社(ホワイトボードに板書)。どう? 他のNetflixの脅威は?

ジャストン先生:
行政?

(クラスの誰かの発言):
税金。

ジャストン先生:
税金?

ジャストン先生:
ああ、税金。Netflixの日本での税率がいくらかは知らないけど。税率がいくらか探って、調査する必要があるよね。税金は確かにそうだ。政府はNetflixにとって良くないものになるかもしれない。もしかするとこのアメリカ企業は、もう一度日本に戻ってくることになるかもしれない。政府の問題は、その地域で良い政府があるかどうかは非常に重要だ。他には? 脅威の正しい姿がまだ… どうぞ?

Rui:
顧客の侵害行為?

ジャストン先生:
ああ、OK! 顧客の侵害行為(ホワイトボードに板書)。正しい!顧客の中にはNetflixのパスワードとユーザーネームを友達や家族に教えている人がいる。子どもや友達、家族、誰でもみんなの登録情報を持つことができるよね。だから今Netflixは一度に3つのデバイスでしか映画が見られないよう制限をかけている。顧客の侵害行為はいい例だね。

もう十分かな。これでみんなは…最後の10分を使ってSWOT分析を… ええと、みんなはNetflixのSWOT分析をして、Netflixの強み、弱み、機会、脅威を理解したね。Good job! いいね、とてもよかった(拍手)。

みんな何ができるかというと、ええと、みんなの会社のSWOT分析をしてもらう。分かった? じゃあ5分の短い休憩をとろうか。それとも10分がいい?

___________

みんなお疲れ様でした。強みと弱みの関係は、わかりやすいですが、機会と脅威という概念は全く知らなかったという生徒も多い中、先生のいろいろな事例で学びが深まりました。弱みは実は捉え方で機械になるんですね。「弱みを機会に換えた」ピンチはチャンスという言葉があります。ここにCEOの経営手腕が試されます。ものの味方、急にそんなものの味方に変わるにはトレーニングが必要ですが、高校から始めれるにはベストタイミング。明日も更新します。ぜひ毎日ブログお楽しみに!

<書き手:能登> 


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ジャストン先生:

次はマーケティングの授業だよ。
授業と言ってもエクササイズ。練習問題は何かというと、「The Airline Experiment」。
「理想の旅客機ってどんなだろう」

ジャストン先生:
みんな何らかの担当を持つこと経験したよね。
これはCTOが新しいプロジェクトを行うエクササイズだけど、これもチーム全員で取り組んで欲しい。

ジャストン先生:
君たちの会社は、顧客のニーズとウォンツを満たす新しい飛行機を開発したいと思っている。
顧客のニーズとウォンツに合った飛行機になるように、君たちはCTOとしてアサインされた。

っていう設定だよ。

5つのプロトタイプ(試作)が欲しい。ここに黄色、青、緑、ピンク、白の5層の紙がある。
みんなすぐに生産を始めて欲しい。OK?

1つのチームは消費者になって、もう1つのチームは生産者になって欲しい。
もし消費者のニーズとウォンツを聞いてそれに合っていたら、生産者が会社の良い評判や口コミ(キャッシュポット)を得る。そうでないなら消費者の勝ち。これがルールだ、分かった?

こっちにあるテーブルだけど、OliviaとTamamiのテーブルは立って。OK? このテーブルを他のテーブルと向き合うように押していって。椅子も外して。ここも同じように… 空間を作って… OK? みんな大丈夫? よし。テーブルはこちらに寄せるようにして。その調子でその調子で。よし、とてもいいね。

これから皆にして欲しいことは… 

Chihiroのチームは生産者になって。
Oliviaのチームは消費者。


Oliviaのチームは椅子をどかして、ここにいて。分かった? 君たちの椅子はここに置いて向かい合うようにして。OK. 君たちはまだここにいて。4人のチームはここにいて。分かった?

54


Zohair, 君たちは全員Oliviaのところに来て。椅子をこっち側に持ってきて向かい合って。Zohair, 君のチームは誰? Zohairのチームメンバーは手を挙げて?OK. とてもいいね。Zohairのチームはこっち側にいて。Yugoはここにいて。

Zohairのチームは消費者。
Yugoのチームは生産者。


5人のチームはどこ? Ryutaro?

Ryutaro:
はい。

ジャストン先生:
Ryutaroのチームは分散して、どこでもいいから他のチームのところに行って。チームは4つあればいいから。分かる? じゃあみんな… 君のチームは何人? 4人?

Ryutaro:
5人です。

ジャストン先生:
君のチームは5人? 4人のチームは誰?

Kahn:
ここです。

ジャストン先生:
OK. 君のチームは4人?なら君のチームは分散して、それぞれ自分のチームを見つけて。…よし、君のチームは今5人の生産者チームになっているよね?外に出て。君のチームは生産者?消費者? 生産者? 生産者は外に出て。消費者は座って。Ryutaro, 君のチームは誰? OK. 君のチームはここに座っていて。Yugo, こっちを通り越えて…外に出て。Chihiroのチームは外。君たちは、Zohairのチーム? Noa, 君はOliviaのチームに行って。KotomiはRyutaroのチームに。分かった?Ryutaroのチームはこっちに座っていて。Kotomiは自分の椅子を持ってきてここにいて。OK! Ryutaroのチームは手を挙げて。

Ryutaroのチームは消費者。



消費者 (部屋の中「):  チーム Olivia, チーム Ryutaro, そして Noa & Kotomi
生産者 (部屋の外):  チームChihiro, チーム Yugo, そして Zohair & Kahn



ジャストン先生:

OK, 消費者チーム!

君たちがやることは、僕は10個の項目が欲しいんだけど5つは君たちが欲しい飛行機の項目だよ。流線形の機体が欲しい、でもいいし、こんな色がいい、でもいいし、5つの項目は何でもいい。「速い飛行機が欲しい」「快適な飛行機がいい」何でもいい。君たちが欲しい飛行機の特性を5つだ。分かった? 君たちのチームは顧客で、こちらのチームも同じ。チームで集まって話し合って。欲しい飛行機の5つの特性を挙げて。さあ開始! OK. 生産者チーム! 持ち時間は3分間。5つの項目を挙げて。開始!

消費者チームの生徒:
ざわざわ・・・


20



ジャストン先生:
OK! 時間だよ! 消費者チームは5つの特性を考えた? みんな座って、生産者と対面して。生産者チームは5つの機能を考えた? 座って、消費者と対面して。席に座って。OK. 始めよう。

誰が最初に発表する? 最初に発表した人にはボーナス10ポイントだ(誰も挙手なし)。おや、10ポイントが9ポイントに…(会場笑い) 10ドル! 先行者はマネージできるよ。君たちは標準を作りたい? でも誰かが何かをコピーしようとするだろうね、よし、じゃあ当てて、全員を周ることにしよう。君たちのチームが最初だよ!

持ち時間は30秒。立って。君たちが何を作ったのか、すべての機能を顧客に教えてあげて!
OK? 30秒。その後に、顧客が何を欲しがっていたのか知ることができる。始めて。さあ立って。30秒で君たちの飛行機の機能を顧客に伝えて。すべての機能を。その後でその機能がついた飛行機を送り届けることができるよ。誰が話す?

Chihiro:
う~ん。

ジャストン先生:
どんなことでも英語の翻訳が欲しいならサポーターをつかまえて、手伝ってもらうといいよ。

Chihiro:
ええと、防音室を作る。

Takano:
彼女が欲しいのは、音を遮断する部屋。

Chihiro:
赤ちゃんのために。

ジャストン先生:
OK. とてもいいね。1つの機能が出た。君は20秒で別の機能を教えて。

Rei:
とても広いレッグスペース。

ジャストン先生:
いいね。続けて。

Zohair:
より多くのメニュー。ムスリム向けやベジタリアン向けのような。

ジャストン先生:
いいね。続けて。時間があまり無い。

Nao:
仕切り、ついたて。

Akane:
シートの間には・・・

ジャストン先生:
OK. 何か… すべての座席の間にあるもの。Zohairは、食事?

Zohair:
はい。

ジャストン先生:
フランス料理やイタリア料理のような様々な食事。OK. 君は何て言ったっけ? レッグルーム?

11


Rei:
いえ、レッグスペース。

ジャストン先生:
それはレッグルームのことだね。OK. 君は? 遮音だよね、いいね。他の機能は? ええと、時間が来たけどもう1つ機能が欲しいな。

Nao:
キッズスペース。

<各チームは自分たちのブラッシュアップを始まり・・・>

ジャストン先生:
そこのみんな!静かに聞いて。

Nao:
キッズスペースが欲しい。

ジャストン先生:
子どもが遊ぶキッズスペース?

Nao:
はい。

ジャスン先生:
おー! いいね! キッズスペース。他に機能は? チャンスをあげるよ。

Zohair:
より静かな。

ジャストン先生:
より静かな飛行機。他には? 完璧な飛行機はある? これでいい? OK. じゃあ消費者のところに飛ばしたい完璧な飛行機を1つ選んで。どれにする? 1つだけ、どれでもいいよ。(紙)飛行機を飛ばして。

Takano:
どれか一番自信のある?どれでもいいから投げて、だって。

Sokabe:
いいんだよ、いいんだよ。

ジャストン先生:
さあどうぞ!投げて。

Nao:
キッズスペース。

ジャストン先生:
いいね。どうぞ。この飛行機を投げて顧客に届けて。

Chihiro:
何をやるの?

Kojima
あの飛行機を投げて (会場笑い)。

ジャストン先生:
顧客に貢献する製品は何かを話すことで、顧客はみなさんから製品を買おうと思ってくれるよ。OK. みんな製品が顧客に届いたところを見たね。次に君たちのチームが考えた特性を話して欲しい。それは何? 

みんなにプレゼンテーションしてほしい。君たちのチームはすでに準備ができているよね? 自分たちが作ったものを分かっているよね?OK. さあ立って。君たちの顧客に対して、君たちの完璧な飛行機はどんなものかを話してあげて。

Olivia:
私たちが欲しいのは、すべての種類の食べ物があって、料金オプションによって注文ができる飛行機。

ジャストン先生:
食べ物でいっぱいの飛行機。とてもクールだね。続けて、手短に。

Kahn:
座席の設定オプションと、大きくて快適な座席が欲しい。

ジャストン先生:
快適な座席。続けて。

Rui:
この飛行機は起業家向けの機能が多くて… 図書館やWi-Fiケーブルなどがある飛行機。

ジャストン先生:
ああ、なるほど。映画や本。いいね。Wi-Fiも。続けて。次は?

Kahn:
私たちの飛行機は… パラシュートがあります。

ジャストン先生:
パラシュート!?

Haruhi:
私たちの飛行機は… ええと、シャワーが欲しい。

ジャストン先生:
シャワーのある飛行機。OK. 他の機能は? ラストチャンスだよ。

Kahn:
それぞれ違う場所を映すスクリーンと窓のある飛行機。

ジャストン先生:
バーチャルビューのような? OK. すごくクールだね。面白い。Rui, 他には?

Rui:
バー!

ジャストン先生:
バーが欲しいの!?(会場笑い) 君21歳? 日本ではどうなの? 20歳? OK. 早すぎるけどいいでしょう。他には? ラストチャンスだよ。

Kahn:
尊敬に値するスタッフ。

ジャストン先生:
尊敬すべきスタッフ? いいね。これで全部?OK. じゃあ紙飛行機を彼らに飛ばして。どうぞ。いいよ。彼女がいいって言ってるから。彼女が最終判断者だから。

Hahuhi:
ごめんなさい! (会場笑い)

ジャストン先生:
OK. いいね、悪くない。よくがんばったね。これから君たち(消費者側のOliviaチーム)が何をするかというと、まずは立って。これからすることは、君たちが本当に欲しい飛行機を、生産者に教えてあげることだ。

Kensei:
OK. プールが欲しい。

ジャストン先生:
プール付きの飛行機(会場笑い)。

Kensei:
化粧室と美容院。

ジャストン先生:
なるほど、美容院。OK. 今のところ一つも一致していないね。(一致したチームは)20ドルあげるよ。

Kensei:
ソフトベッド。

ジャストン先生:
ソフトベッド? うーん、合っていないね。続けて。

kensei:
それから、ゲームが遊べる。太鼓の達人のような!(会場笑い)

ジャストン先生:
OK! そうだね、キッズスペースがあるからそれは数えられるね。Good job.

Kensei:
カラオケ。

ジャストン先生:
カラオケは持っていないね。OK. 続けて。さてこれから君たち(消費者側のRyutaroチーム)立って、生産者に君たちの欲しい飛行機が何かを教えてあげて。その特徴を1つだけ。

君たちはどんな特徴でもいい夢の飛行機を作るチャンスがある。消費者が欲しい飛行機を知るために生産者がすべきだったことに、大きなギャップがある。OK. 始めて。

Ryutaro:
ええと、僕たちは… ええと、安全な…

ジャストン先生
安全な飛行機が欲しいの?

Ryutaro:
はい。

ジャストン先生:
OK. 生産者は安全な飛行機とは言ってなかったよね。

Ryutaro:
パラシュート。

ジャストン先生:
パラシュート!(会場笑い) OK, 続けて。

Ryutaro:
そしてデザイン。

ジャストン先生:
どんなデザイン?

Ryutaro:
うーん… ええと、便利な… 飛行機から外に出られるような。

ジャストン先生:
すべての場所にドアがある飛行機のような?

Ryutaro:
そうです。 そうです。

ジャストン先生:
全部にドアがある、なんで?

Ryutaro:
さっき言ったように、ええと… 移動するときに…

ジャストン先生:
速く移動できるということ?

Ryutaro:
はい。

ジャストン先生:
分かった。生産者はそんなことは言っていなかったね。生産者の飛行機のドアは1つだな(会場笑い)。よし、続けて。

Ryutaro:
色々な種類のアクティビティがある。

ジャストン先生:
アクティビティ。生産者はアクティビティのことを言った? …言っていないね。映画や図書館はアクティビティじゃない。続けて。アクティビティとは、ゲームをしたりグループで何かをしたりすることだから。

Ryutaro:
価格。飛行機に乗るときに。

ジャストン先生:
低料金がいいんだね。いいね。生産者は価格については話した? 他には?

Ryutaro:
外国へ行くときに・・・

ジャストン先生:
外国に簡単に旅行したいということ?

Ryutaro:
そうです。

ジャストン先生:
OK. 君たちが欲しいのは何の問題もなく色々な国に行ける飛行機だね。OK. 国際的な飛行機。いいね。聞いた感じだとこのグループのギャップはあるね。

君たち(生産者)は飛行機の特徴を何の制限もなく作ることができる。消費者の欲しいものを見つけるためにやるべきことは何だったか?生産者が持っている特徴で消費者が欲しいものは1つだけだ。君たちがこの夢の飛行機作り体験をパスしたとは言えないな。消費者のニーズとウォンツを満たすために生産者ができたことは何だったろう?

Olivia:
消費者のところに行って、質問して、聞く。

ジャストン先生:
聞く! 消費者が欲しいものを聞く。一人が消費者のところに来て「ちょっと、みんなが欲しい飛行機って何? 1, 2, 3, 4, 5… OK! それを作るよ」と言えばいいよね。

生産者がすべきだったことはこれで全部? 消費者が飛行機に乗りたいとき、消費者が何を欲しいか生産者は聞いて…生産者が消費者のところに行かなかったのはどうして?

Olivia:
教室と廊下のドアが開いてなかったから

ジャストン先生:
そんなことはない!(会場笑い)ドアは開けていたよ、広~く! ワークの時間に行き来して欲しかったんだ。君たちはそれができたんだけどやらなかったね。消費者のニーズとウォンツを聞くことができたんだよ。ドアが閉まっていたからじゃない。

Chihiro:
ええと~。

Takano:
入って来て聞く以外に何か方法あったかな? って。

Chihiro:
・・・。

ジャストン先生:
消費者が君たちのところに来たら、おそらく消費者に聞くことができたよね? もし消費者が君たちの工場に来たら、消費者のアイデアについてどう考える? 消費者と会話するために会いたいと思わなかった? 消費者と話をしに行った? 君たちはしなかった。

Chihiro:
んんんん・・・

ジャストン先生:
消費者と話をしに行った? しに行かなかったのはなぜ?

Chihiro:
・・・・・

58


ジャストン先生:
ビジネスのほとんどすべてのことはまだ終わっていない。それは人間関係。1対1の時間。例えば… 曽我さんがスティーブ・ジョブズと話したように。その会話は1対1だった。何かが欲しいとき、人間関係を作りなさい。顧客の経験の核心を知るために消費者とのつながりを作りなさい。顧客が何を欲しいかを聞くべきだった。

スタンフォード大学のデザイン研究所の「共感する」「デザインする」「プロトタイプを作る」「概念化する」について(Material “MODE / EMPATHIZE”と書かれた資料参照)。もし顧客のウォンツを知りたいなら、顧客に聞くことをためらわないで。そうでないと正しい製品に役立たない。

みんながいまここで考えることは? みんなが新しいビジネスプランのためにしたいことは? 考えて。みんなの顧客が欲しいことは何だろう? 顧客は何を必要としているんだろう? いまここに顧客がいるとしたら、「あなたの欲しいことは?」「あなたが必要としていることは?」と会話して。分かった? もし顧客のニーズを満たしていないなら… もし顧客に聞いていないなら、決してそれを知ることはできない。いいかな? よくがんばったね。今できなかったでも今からできるようになる!よくやり遂げたね!(拍手)

みんな席に戻って机を後ろに下げて。元いた席に戻って。OK. Chihiroのチームは10ポイント獲得だよね。誰がChihiroのチームの顧客だった?

Chihiro:
ええと。

ジャストン先生:
Chihiroの顧客は誰だった? チーム名は?

Rei:
Olivia.

ジャストン先生:
Olivia? 君たちのチームは40ポイント。他のチームは? Ryutaro?

Ryutaro:
はい。

ジャストン先生:
君たちのチームは顧客だったよね? 40ポイント獲得。他のチームは? Zohair?

Zohair:
はい。

ジャストン先生:
Ryutaroチームの生産者は誰? Yugoのチーム? OK. ちがうチームに散らばったZohairのチームは25ポイント獲得(消費者40ポイント、生産者10ポイントの中間点だと思われる)。Oliviaはこっちに来て、お金をあげるから。Oliviaのチームは40ドル獲得。君たちのチームはいい顧客だったね。お金をあげるからRyutaroはこっちに来て。君たちのチームは40ドル獲得。ChihiroとYugoは10ドルとって。次回はできるよね?

OK. お金を失わないようにして。ご褒美をもらえるようにして。いいね。お金は安全なところにしまって。OK? いいね。さて… (授業の資料を準備中…) OK. みんなはこのクラスで何を学んだ?話してみて。このエクササイズで何を学んだのか。

生徒全員:
顧客と話さなければならないこと。


ジャストン先生:
そう!顧客と話して。他に学んだことは?みんなチームで取り組んだよね。チームでエクササイズをして… チームで会話する、難しいコミュニケーションを学んだ。もし君たちが自由で、お互いに日本語で話せたとして、うまく進む? 言いたいのは… チームとして取り組むというのは、これは英語のクラスだけど… どうぞ?

Chihiro:
生産者と顧客との間を結びつけないといけない。

ジャストン先生:
そうだね、その通り。他には? 他に学んだことは? チームとして取り組んでみてどうだった? 何を学んだ?

Kensei:
最初のステップがちょっと難しかった。

ジャストン先生:
OK. もしみんながチームとして取り組むなら一緒に進んで。チームとして取り組むのはシナジーがあるからよい結果につながるよ! もし速く進みたいなら自分で進めるのがいいけど、遠くまで進みたいなら一緒に進んで。もしみんながチームでビジネスを遠くに進めたいなら、一緒に取り組むべきだ。OK.

ビジネスで覚えることの1つに、伝統的な事業立ち上げのやり方を理解することがある(スライド14)。スタートアップ・ビジネスにとってこのやり方から離れるのは難しいけど… 伝統的なやり方は、アイデアを作って、アイデアが機能するか確証を得て、大きな計画を作って、すべてのマーケティング活動を終えて、すべてのことが準備できるようにする。分かる?

それからどうやってお金を調達するか?「計画は作ってある。何をするかは分かっている。何を作って、どのようにマーケティングをやって、何をやって…」それから「だからお金をちょうだい!」と言って、製品を作って、売れたらいいなと思うよね?

さて、新しいスタートアップのモデルは、顧客の要求は何かを見つけることにある(スライド15)。顧客を実証すると「あれっ! ここにいた顧客が変わっちゃった」ということが、顧客の要求を見つける前に起きる。

製品がお金になる前に起きる。だけど「やあ、これをどう思う? 良いアイデアなのか、良くないアイデアなのか?」と聞いて、もし顧客が「良いアイデアだね!」と言えば、そのプランで進めればいい。しかし顧客がそう言わなかったら、進まない。分かった?

これは情報の共有(スライド16)で、その後に「探索」をして、その後に「実行」をする。シンプルだよね。それでお金が入ってくる。みんなはMVP: 実用最小限の製品を作らないといけない。MVPは完璧でなくていい。

例えばだけど、Pokemon Goアプリケーションは完璧じゃない。まだ調整が必要なものだよね? たくさんの先生が「危険な場所を歩かないで」と言うし、それで捕まってしまうかもしれないよね。それで「うん、Pokemon Goは時には危険なことがあるね」と言う人がいるよね。Polemon Goに注意を払わなかったら、「注意しないと!」と言われるよね? でもそれでも彼らはPokemon Goを世に出して、顧客のフィードバックを求めるようにしている。

最初から完璧な製品は作れない。iPhoneは長年の間完璧ではなかったし、いまもなお完璧ではない。みんな今は1つのことを考えて、それをできるようにして、それからもう一つの特徴を考えるようにして。まだ完璧でなくていいから。

顧客開拓と組織構築は、実行フェーズの後に出てくる。まず最初にみんながすべきことは顧客を発見し、顧客を実証することだ。 



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今回のやりとりをブログで書いていて、かなり授業の本質に近づいていると改めて思いました。
消費者のグループがドアの外にいるのに、どのチームもニーズを聞きに行かなかった。

なぜ?ドアが閉まっていたから?
なぜ開こうとしなかったの?

言ったら教えてくれるだろうか?
ニーズって言葉であるの?

大人もこの消費者のウォンツを聞きにいけない、行っていないひとが大勢います。
なぜ、聞きに行かないのでしょう。
聞けば、大変な事態に陥ることはなかったという人も多くいます。

高校生の自分にこうやって練習問題で学ぶことの意義を改めて
重要だと思いませんか?

(書き手:能登)

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