英語の勉強は読み書き発音のうち、どうも発音にコンプレックスを抱く人は少なくないですね。筆者もそのうちの一人です。特にLRが難しい!T Fも難しい!


L、エールというときエーは舌の表の面の先を下の歯の裏側べったりつけて、その舌を前歯の裏の方へかきあげてつける。そうするとエ・ルと言葉を出さなくても自然にルという音になっています。


R、アーもそう。音をだろうとせずに、顎としたの位置を作り、そこに息を吐いて声を出そうとするとアーと発音できる。アールのルは決して音をわざと作ろうとしないこと。まず、エーの口でイーと言ってみる。でも日本語のイーではなくて、eをイー発音する。ながーくeと言ってみる。その時にイーという声を出している時に、一体舌はどこにある?


そう、前歯の裏面。その下を奥側へ徐々に引く。そうすると舌は上顎の歯の後ろあたりにひっつきます。その形で、アー、アー、と何度か発音。あーら不思議Rの完成!


こんな発音の練習ばかりしていると、あごや舌が同化しそうだよという声が聞こえてきそう。これは私の独学ではありません。発音矯正のプロの指導の例の一つです。A~Zまであります。


私の留学先のホストシスターはロシアから子供をアダプト(養子を迎え入れる)しました。我が子を含めて全員で五人のお母さんとなったケリー!ワオ!すごい。それはさておき、


一番下の男の子、エディ君が年長さんの6歳時に、ロシア訛りがあるということで、英語をきちんと発音できずにいました。必要以上に巻き舌らしく、癖がとれずに困っているケリーでした。


子供だからほっておけば語学は身につくなんてことはなく、日本の子供でも日本語を学ぶ時に、学校で日本語を学び、正しい発音から勉強しますよね。もしエディ君がこのまま小学校へ行くと、そのロシア訛りで友達がちゃかしてしまうかもしれない。英語は教えてくれるけども、矯正まではしてくれない。ということでケリーはエディ君のために英語発音矯正の先生を近くにあるカンザス大学へ連絡し、研究の一環として指導しにきてもらえないかと連絡をし、先生に週1回自宅へ来てもらうことになりました。


カンザス大学の教育学部の英語発音指導を研究しているドクターの女性でジョアンナ先生です。この手の相談はよくあるようで、ジョアンナ先生はエディ君と一つ一つ発音を確認するところから始まりました。


おおお!その時「私もお願いできますか・・・」そう万年LRに悩まされて来た当時22歳の私も、日本人だからダメか、と諦めずに先生に矯正してもらうことをお願いしました。するとジョアンナ先生は、OK!日本人の大人は教えたことはないけど、日本人はLRの発音が難しいようね。いいわよ。


二つ返事で教えてくれたジョアンナ。これが冒頭で書いているLRのやり方。そのほかにもA~Zまであらゆる矯正トレーニング。もうヘトヘト、口が回らなーい。それにしても日本では巻き舌にするとか、おかしな発音の教え方をしている、フォニックスも、正しくすれば身につくけども、それは外国人の先生に教えてもらわないことには、正しい発音ができないと実感。


まあそれまでなんとかなーんちゃっての英語で高校生活と大学まで行っていたので、問題はないといえばないけども、ちょっと矯正するだけで発音が断然よくなるのであればニーズがあるのではないか。私はさておき、エディ君もちょっと矯正するだけで、今まで癖のあった話し方が、全く他の英語を話すお友達と変わりなく話せているから、ニーズはありますね。


エディ君や私が習った先生が日本に来てくれることはないんだろうか。英会話の教室もいいけども英語発音矯正教室。そもそも日本人はある程度英語は話せる。だけど、色々とコンプレックスがあったりして話さないすると苦痛だから楽しくない。そんなロジックがあるのではないだろうか。私はジョアンナ先生に発音を矯正していただいてから、英語が話すのがとても楽しい!お世辞でも、発音いいね!ネイティブみたい!なんて言われた時にはうひゃほで大喜び。もちろん何を話すかという中身も重要だけど、まずは英語って楽しい!自身がつくもっと英語を話したい!というサイクルが周り出すのでは。


GTEイノベーションチャレンジのサマーキャンプに話は戻しますが、この参加してくれる高校生たちも英語は話せているので、この矯正教室があればぐんとよくなると思いました!おお、GTEはその矯正教室まで提供できていないですが、そんな授業もあれば楽しいですね。エディ君と私が楽しんだように!





GTEイノベーションチャレンジは高校生のための英語とビジネスのサマーキャンプです。

www.kapion-edu.org

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